全国の病院で存在感を増しつつある感染管理認定看護師ですが、精神科領域に限って見てみると、まだまだと言わざるを得ません。でも考えてみてください。精神科では、医師や看護師の指導を理解することができない、あるいは指導に従うことができない患者様の数は決して少なくありません。つまり、精神科は他の領域以上に感染リスクが高いと言えるのです。
現在は医療安全管理室に所属し、病棟や部署を横断して活動しています。感染症を「入れない、運ばない、拡大させない」という目標の実現に向け、患者様や職員など、病院に関わるすべての人を対象として相談に乗ったり、情報提供を行なったりしています。特に私は、職員とその家族を感染症から守りたいと考えています。質の高い医療サービスを患者様へ提供するためには、その土台として、感染リスクがしっかりとコントロールされているという安心感が不可欠だからです。
阪南病院が、あらゆる人から「選ばれる病院」となる理由の1つに、感染管理の徹底による安心・安全があげられるようになることが、私の願いです。
認定看護師10名
・感染管理(日本看護協会)
・精神科薬物療法看護(日本精神科看護技術協会)
・退院調整(日本精神科看護技術協会)
・うつ病看護(日本精神科看護技術協会)
・神科身体合併症看護(日本精神科看護技術協会)
・児童・思春期精神看護(日本精神科看護技術協会)
・老年期精神障害看護(日本精神科看護技術協会)
・薬物・アルコール依存症看護(日本精神科看護技術協会)
・行動制限最小化看護(日本精神科看護技術協会)