医療法人 杏和会 阪南病院

全個室メンタルケア(ストレスケア)病棟新開設。

  • 多様なメンタルケアプログラム 新しい治療プログラムをご紹介
  • プライバシーやアメニティに配慮 全室個室のリラックス空間
  • アプリコットホール(体育館)
  • 屋上庭園
  • 北側庭園

 

少子高齢化による希薄な家族関係、育児・子育ての不安、高齢者の健康不安や介護の負担、長引く不況によるリストラ、中高年の職場ストレスや過重労働による心身疲労、アルコール依存症によるうつや自殺への影響から2009年12月うつ病患者が100万人を超え12年連続して自殺者が3万人を超えています。このようなストレス過多な社会環境を背景にして日々、「こころの健康」が損なわれている方が増えつつあります。メンタルケア病棟ではストレスフルな社会から心身疲労、不眠・不安・うつ的症状や体調不良などの症状で苦悩されている患者さんへ「こころの治療」「癒しの空間づくり」や「メンタルケアのプログラム」を行うことにより「こころの健康」を取りもどされることを目的に「こころの医療」を行っています。
個室(313号室) E3病棟デイルームと多目的室

 

ますます進化するメンタルケア(ストレスケア)治療

当院は、1997年(平成9年)3月に顕在化しつつあったメンタルケアの治療要望に応え、専用病棟を開設しました。
その後、うつの増加など社会的背景をもって、需要が高まっています。当院メンタルケア病棟では、ストレス関連疾患や抑うつ状態の方にリラックスしていただける治療環境とアメニティを整えています。

関係スタッフ

医師・臨床心理士・薬剤師・看護師・作業療法士・精神保健福祉士・管理栄養士

当院メンタルケア (ストレスケア)病棟の特徴

疾病背景と病院としての基本姿勢

うつ病は、従来のメランコリー親和型に加え、非定型うつ病など多様化している現状にあります。疾患の背景には、社会環境や家庭環境などの問題、アイデンティティーの確立の問題が潜在しています。又、社会の多様複雑化は常に強い緊張を人に強い、家族間でも価値観の違いは顕在化し、強い葛藤を生じています。そのため、精神的にバランスを崩し「抑うつ状態」「不眠不安「体調不良」など様々な症状に苦しむ患者さんが増えている現状があります。
そのような患者さんに、『光・風・緑』を基本とした静かな環境と、ゆったりとした時間・空間を提供。治療に専念して戴き、症状の改善を図ることを目的として平成9年に関西初の専門病棟がOPEN。

病床

病棟は、全個室タイプとし、アメニティーの充実および、プライバシーに配慮しています。

病棟看護の基本姿勢

1.入院初期は、心身ともにリラックスできるよう休息を第一とした環境を整えさせて戴きます。
2.休息後は、自分自身の生き方を考え、問題の解決方法をご自身で見出すための支援を実践させて戴きます。
3.患者さんのもっている力を信じ、本来の自然治癒力を引き出せるよう支援させて戴きます。
4.クリニカルパス/多様なプログラムを活用し、それに基づき回復への支援を実践致します。
5.患者さんの気持ちに寄り添い、共感・支持させて戴きます。
屋上庭園 北側庭園 アプリコットホール(体育館)
個室301号室 E2病棟デイルーム
パワーリハビリ E棟全景 301号個室バストイレ
※クリックすると拡大画像がご覧いただけます。

両病棟(E3/E2)ともに、多様な治療プログラムを開発・実践して参ります

メンタルケアプログラム

リラクゼーションストレッチ(ヒーリングとアロマテラピィ)
ストレスケアマネジメント(ストレスとの付き合い方)
お薬教室(お薬の作用や上手なのみかた)
健康に関する栄養指導(生活習慣病の予防)
フットマッサージ(足の裏から膝下への刺激)
クッキング(お菓子づくり)(四季のお菓子)
コラージュ(貼り絵づくり)

上記に加え

1.本格的な音楽療法
2.この分野の先駆者として著名な活動家によるヒーリングアーツ
3.わが国精神科で始めてとなる庭園療法
4.リワーク
5.理学療法室(100m2)を使ったパワーリハビリ   など
多彩なプログラムを実践して参ります。

病棟プログラム週間予定表

月

毎週 14時~15時:リラクゼーションストレッチ
アロマの香りとヒーリングミュージックに包まれストレッチをします。最後にハーブティー飲んでホッと一息。疲労回復と心の緊張をほぐし、心身のバランスを整えます。
月

火

毎週 14時~:アートセラピー
美しい自然の映像を眺めることで心身のリラックスを促し回復力を高めます。
月

水

毎週 16時~16時半:ストレスケアマネジメント
ストレス社会といわれている現代・・・
ストレスと上手な付き合い方を学びます。
月

木

毎週 第1部 11時半~12時:お薬教室 第2部 17時~17時半
お薬は大事な治療のひとつです。
お薬の作用や副作用、お薬と上手な付き合い方を学びます。疑問や悩みも一緒に解決します。
第1週:健康に関する栄養教室
生活習慣病は日々の食生活が影響してきます。
生活習慣病の予防・改善のための健康的な食生活を考える教室です。
第2週:フットマッサージ
足の裏から膝下をマッサージします。
アロマの香りとヒーリングミュージックに包まれ、心身の緊張をほぐします。
第3週:クッキング
季節ごとのお菓子や簡単なおかずを作ったりします。
月

金

第1・3週 14時~:セルフリフレクソロジー
家庭に戻ったときにも心身のバランスが整えられるよう自分で足裏をケアし自然治癒力を高めます。
月

※プログラムは変更することがあります。

ストレスケア(E3)病棟は、全室個室35床のゆとりある病棟です。

4タイプの多様な個室をラインUP

1.「応接室と寝室とで構成され、広くゆったりとした部屋」
2.「バス・トイレ付で、ベランダ風スペースを持つ和洋折衷構造の部屋」
3.「多目的に使える小部屋の隣に位置する明るくコンパクトな個室」
4.「適度な静けさを持つコンパクトな個室」等です。

ユーティリティの充実

色々な治療プログラムやイベントを展開でき、畳の使用も可能な約40m2の多目的ルームを設置致しました。と同時に、広々としたデイルームと多様なプログラムやちょっとしたミーティング等に活用出来る多目的室3を配置する等ユーティリティが拡大された構造となっています。

 

快適な療養生活を配慮して

全室に洗面台を装備し、TVと冷蔵庫(又は保冷庫)もセットする他、20人規模で入浴できる大浴場に加え東西ウイングそれぞれに手軽に使えるシャワー室を配置。又、体育館(249m2)と2つの庭園(新棟北側庭園450m2と新棟屋上庭園670m2)を使う事ができる態勢(但し時間設定あり)としました。

インターネットが使える環境を整備しています

院内でも手軽にインターネットができるように光ファイバー・ブロードバンドサービスをご利用いただけます。

※一定の制約・条件がございます。あらかじめご相談ください。

 

E病棟平面図
メンタルケアに関するお問い合せ 072-278-0381 受付時間 月~土(祝日除)AM 10:00~PM 5:00
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