2024年4月21日(日)堺市発達障害啓発週間講演会「知ってほしい 発達障害あるある」開催のお知らせ

発達障害とは

「発達障害ってなんだろう?」まずは気づき、理解することが大切です。

人が生きていくために欠かせない、社会性やコミュニケーション。しかし発達障害のある子どもは、そういった人とのかかわりが苦手なため、幼児期、学齢期に学校などの集団に入ると、さまざまな問題や困難に直面することになります。
また、発達障害の一部は、知的には遅れがないため、早期に気づくことが難しいこともあります。学業は優秀、でも大人になって、社会に出たとたん、周囲になじめず、障害を疑うケースも増えています。
発達障害のある人は、周囲との関係づくりや空気を読むことなどがとても苦手です。また、時にその行動や態度は「自分勝手で困った人」と誤解されることも少なくありません。
しかし、発達障害は、教育やしつけが原因ではなく、脳機能の発達が関係する生まれつきの障害だと考えられています。
大切なことは、周囲が障害を理解し、適切にサポートすることで、生活上でのストレスの軽減や、子どもでは、不登校、引きこもり、大人ではうつや依存といった二次障害防止につなげることができます。
当発達障害児(者)支援センターでは、発達障害のある子ども(人)とそのご家族が、豊かで充実した生活送れるように、保健、医療、福祉、教育、企業などの機関と協力し、地域での支援ネットワークを活用しさまざまな相談に応じています。

イメージ
自閉症、アスペルガー症候群、学習障害LD、注意欠如多動性障害ADHD、知的な遅れを伴うこともあります
発達障害の特徴やサイン こんなことありませんか?

幼児期・学齢期の発達障害

● 一人で遊ぶことが多い、やりとりが一方的
● よく話すが、保育士や周囲の指示が伝わりにくい
● 授業中じっとできず離席してしまう、話を聞いていない
● 悪気なく相手が傷つくことをいってしまう
● 急な予定変更に対処できない
● 何かに没頭すると話しかけても聞いていない
● 落ち着きがない・いつもぼんやりとしている
● 忘れ物が多い、朝の支度や部屋の片づけができない
● ざわざわした音に敏感で耳をふさぐ、大きな音が苦手

成人期の発達障害

● 会話のキャッチボールができない
● 1つのことに過剰な興味を示す
● 落ち着きがなくソワソワしている
● 気が散りやすく、集中できない
● 期限が守れない、遅刻が多い
● 空気が読めない、人の話が聞けない
● 整理整頓ができず、忘れ物が多い
● 飽きっぽい。何でも長続きしない
● 対人関係がうまくできない
● 計画性がない

ご利用いただける方

堺市内にお住まいの、自閉症、高機能自閉症、アスペルガー症候群、学習障害(LD)、注意欠如多動性障害(ADHD)その他の広汎性発達障害(PDD)、などの発達障害のあるご本人、ご家族、関係施設・機関。
相談者の年齢は問いません。

利用方法

相談受付
まずはお電話ください。相談は予約制です。
072-275-8506
相談時間
月曜日から金曜日
第2土曜日(初めて相談される方が対象)
9:00 ~17:00(土・日・祝日をのぞく)
費  用
相談にかかる費用は無料です。

事業内容

相談支援…発達障害児(者)を理解するための相談
●日常生活(対人関係、コミュニケーション、生活リズム)等の相談を承ります。
●社会資源・制度の利用方法や、医療機関等への紹介を行います。

発達支援…成長するにつれ多様化する行動への支援
●家庭や学校など所属機関(施設)における支援の方法を助言し、情報提供します。教育機関と連携し、支援の方法を検討します。

就労支援…就労に向けての支援
●就労機関と連携し、就労に向けての支援を行います。

啓発・研修
●発達障害に対する認知を広め、正しく理解するための研修活動を行います。


堺市発達障害者支援センターアプリコット堺では、相談の増加や市民サービス向上の観点から、平成30年4月より第2土曜日(9時~17時)を開所し、
新規相談などのニーズに対応してまいります。どうぞご利用ください。